本当にマスクが好き?“マスク依存症”のリスク

〇病気以外の理由でつける「マスク依存」に 精神科医が警鐘

NHKの番組で、病気以外の理由でつける「マスク依存」が取り上げられ、精神科医は「社会との壁を高く作ってしまう」と警鐘を鳴らした

*花粉症かと思ったら……

PART1 年中マスクを外せない「マスク依存」っていったい何!?

毎年花粉症が流行る春先やインフルエンザの流行時期には、街中にマスクを着用している人の姿があふれるもの。しかし、最近ではそうした特定の時期だけでなく、一年中マスクをしている人が増えてきているという。2月1日に放送された情報番組『NHKニュース おはよう日本』(NHK系)では、そんな“マスク依存”について取り上げられ、大きな反響を呼んでいる。

マスクが“社会との壁”に!?

その日放送された『NHKニュース おはよう日本』では、“マスクの意外な使われ方”について特集。病気以外の理由でマスクをする人が増えているとして、すっぴんやヒゲを隠すという使い方があると紹介された。さらに、心の不安から日常的にマスクを“外せなくなってしまった”人の現状が取り上げられた。

心の不安からマスクをする人が多いのは、他人から向けられる視線を遮ることができるという利点があるためらしい。番組に登場した日本ライトカウンセリング協会の代表者は「あまり人と交わりたくないという人がマスクを使うという現象」が増えていると指摘し、精神科医は「マスク依存を続けていると、社会との壁を高く作ってしまう」「ひきこもりに陥ってしまう危険性もある」と警鐘を鳴らす。

そんな“マスク依存”に対して、SNSでは「なんかマスクすると安心するよね」「使用感として依存もありそうだから毎日は使わないようにしてる」「分からなくもない。職場で毎日使ってて顔が隠れてると人目も気にならないというか安心する」と共感の声も上がっている。

PART2 マスクは日本人特有の文化? 顔隠せる安心感?「伊達マスク」依存に注意

日本テレビ系(NNN) 顔隠せる安心感?「伊達マスク」依存に注意

本格的に花粉が舞う季節、マスクが手放せないという方も多いのではないだろうか。マスクの機能も向上し、様々なタイプのマスクが販売されているが、本来の目的とは違う、意外な使われ方もしているようだ。

1月29日に放送された『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)ではマスクをするという行為について出演者が「日本特有だなと。海外だとしないですから」、などと発言する場面があり、話題を呼んだ。

実際に海外ではマスクをしている=重い伝染病というイメージもあるようで、日本人のマスク姿が奇異に映る様子。掲示板では「現在ヨーロッパ在住ですが、風邪をひいてマスクをつけていたら、それはそれはもう奇異な目で見られて途中ではずしました」という海外渡航者の声も見られる。

マスクをしているだけで浮いてしまうのは不便そうだが、海外では花粉症のリスクが少ないので意外とやっていけるのかもしれない。

  1. ウイルスや花粉を、外部から体内に入れないようにするためのマスク。しかし、最近では、本来の目的以外で、マスクを使用する人が増えているという。“伊達メガネ”ならぬ”伊達マスク”だ。
  2. インターネットで消費者動向などの調査を行う会社によると、「伊達マスク」をするという女性がその理由を複数回答した結果、「化粧をしてなくても気にしなくてよい」という回答が約75パーセントを、「顔が隠れることにより、安心感がある」という理由が、30パーセント以上を占めたという。
  3. ある精神科医は「マスクをつけてしまうと言葉数が減ったり、言葉以外の“ノンバーバルコミュニケーション”といいますが、そうした表現が非常に低下します」と指摘。また、「人とのコミュニケーションが少なくなりますよね。社会との壁を作ってしまって、引きこもりを招くおそれもあります」と注意を呼び掛けている。