PM2.5(微小粒子状物質)とは? 

(PM2.5)とは、大気中に浮遊する小さな粒子のうち、粒子の大きさが 2.5µm(1µm=1mm の千分の 1)以下の非常に小さな粒子のことです。その成分には、 炭素成分、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩などの無機元素などが含まれます。また、さまざまな粒径のものが含まれており、 地域や季節、気象条件などによって組成も変動します。

PM2.5は、どのようにして発生しますか。

PM2.5には、物の燃焼などによって直接排出されるもの(一次生成) と、環境大気中での化学反応により生成されたもの(二次生成)とがあります。 一次生成粒子の発生源としては、ボイラーや焼却炉などばい煙を発生する施設、自動車、航空機などのほか、火山など自然由来のものや越境汚染による影響もあります。 二次生成粒子は、火力発電所、工場・事業所、家庭などの 燃料燃焼によって排出される硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx) ほかガス状物質が、大気中で光やオゾンと反応して生成されます。

どの程度の濃度になると健康影響が生じますか。

PM2.5の環境基準(人の健康を保護する上で維持されることが望ま しい基準)として「1年平均値が 15µg/m3 以下であり、かつ、1日平均値が 35µg/m3 以下であること」と定められています。 環境省が平成 25 年2月に設置した「(PM2.5)に関する専門家会合」では、健康影響が出現する可能性が高くなると 予測される濃度水準として、注意喚起のための暫定的な指針となる値を1日平均値 70µg/m3 と定めています。

中国の大気汚染による日本への影響は、どの程度ですか。

平成 25 年1月の日本における一時的な PM2.5 濃度の上昇については、西日本の広い 地域で環境基準(日平均値)を超える PM2.5 が観測されたこと、都市汚染の影響の 少ない九州西端の離島にある国立環境研究所の観測所でも粒子状物質の濃度上昇が 観測され、その成分に硫酸イオンが多く含まれていたことなどから総合的に判断すると、大陸からの越境大気 汚染の影響があったものと考えられます。

季節によって PM2.5 濃度は変動しますか。

例年、冬季から春季にかけては PM2.5 濃度の変動が大きく、上昇する傾向がみられ、 夏季から秋季にかけては比較的安定した濃度が観測されています。

PM2.5 と黄砂の関係はどのようですか。

黄砂は、東アジアの砂漠から強風により大気中に舞い上がった砂(土壌・鉱物粒子)が 浮遊しつつ降下する現象です。日本へ飛来する粒子の大きさは4μm 付近のものが 主ですが、一部 2.5μm 以下の微小な粒子も含まれているため、PM2.5 の測定値も上昇 することがあります。

PM2.5 に関する情報は、どうすれば入手できますか。

環 境 省 ホ ー ム ペ ー ジ の 「 微 小 粒 子 状 物 質 ( PM2.5 ) に 関 す る 情 報 サ イ ト 」のほか、全国の自治体の関連情報サイト や国立環境研究所のサイトなどがあります。